概要
TODO機能は複数ステップのタスクを追跡・管理するための実験的機能です。Qが自動的にTODOリストを作成し、ユーザーが進捗を管理できます。
有効化
# 実験機能として有効化
/experiment
# または設定で有効化
q settings chat.enableTodoList true
基本的な使い方
1. TODOリストの作成
Qに複雑なタスクを依頼すると、自動的にTODOリストが作成されます:
> Webアプリケーションのセットアップから本番デプロイまでの手順を教えて
Qが自動的にTODOリストを作成します:
[ ] プロジェクト初期化
[ ] 依存関係のインストール
[ ] 開発環境の設定
[ ] テストの作成
[ ] 本番環境の準備
[ ] デプロイ設定
2. TODOリストの表示
/todos view
インタラクティブメニューで選択:
- ✓ 完了済みリスト(緑チェック)
- ✗ 進行中リスト(赤X + 進捗表示)
3. TODOリストの再開
/todos resume
中断したタスクを再開し、Qが続きから作業を支援します。
4. 完了済みTODOの削除
/todos clear-finished
完了したTODOリストをワークスペースから削除します。
5. TODOリストの削除
/todos delete # 個別選択
/todos delete --all # 全削除
保存場所
TODOリストは現在の作業ディレクトリに保存されます:
.amazonq/cli-todo-lists/
├── todo-20241008-143022.json
├── todo-20241008-150315.json
└── ...
実践例
プロジェクト開発のTODO
> React + TypeScript + Viteでプロジェクトを作成して、認証機能まで実装したい
Qが作成するTODO例:
[ ] Viteプロジェクトの初期化
[ ] TypeScript設定
[ ] React Router設定
[ ] 認証ライブラリの選定・インストール
[ ] ログインコンポーネント作成
[ ] 認証状態管理
[ ] プライベートルート実装
[ ] テスト作成
インフラ構築のTODO
> AWSでWebアプリケーションのインフラを構築したい
Qが作成するTODO例:
[ ] VPC設計
[ ] セキュリティグループ設定
[ ] EC2インスタンス起動
[ ] RDSデータベース設定
[ ] ALB設定
[ ] Route53ドメイン設定
[ ] SSL証明書設定
[ ] CloudWatchモニタリング設定
ベストプラクティス
効果的な使い方
- 大きなタスクを分割: 複雑なプロジェクトをQに依頼してTODO化
- 定期的な再開:
/todos resumeで中断したタスクを継続 - 進捗確認:
/todos viewで現在の状況を把握 - クリーンアップ:
/todos clear-finishedで完了済みを削除
注意点
- TODOは現在のディレクトリにのみ保存される
- 自動クリーンアップはされない
- ディレクトリ間でのTODO共有はできない
トラブルシューティング
TODOが表示されない
- ディレクトリ確認: TODOを作成したディレクトリにいるか確認
- ストレージ確認:
.amazonq/cli-todo-lists/ディレクトリの存在確認 - 権限確認: ディレクトリの読み取り権限確認
TODOが読み込めない
- ファイル形式: JSONファイルが破損していないか確認
- 権限問題: ファイルアクセス権限の確認
- 再作成: 問題のあるTODOを削除して新規作成
関連機能
- エージェント: プロジェクト固有のTODO管理
- チェックポイント: TODO実行中のファイル変更追跡
- ナレッジベース: TODO関連情報の永続化